今回はアイドリング不調が発生した為にスロットル回りが怪しいと思い清掃しました。このアイドル不調ですが軽視すると思わぬ事故を招きかねません。これは私が体験したので紹介します。
アイドリングで回転が落ちてエンストはよくある話ですよね?! 今回の症状は逆で回転数が上がる不具合です。これが以外と危険なんです。ブレーキを踏んで停止寸前に回転数が上がりブレーキを緩めようものなら追突する事故になる寸前に停止ました。危険を感じたので速攻でメンテナンスしました。
ISCVバルブとは
ISCVは吸気経路にバイパス通路を設け、空気をバルブで微調整してアイドリングの回転数を一定回転にする、また、エアコンを作動させてエンジンに負荷が掛かった場合の回転低下を補う為のパーツです。
特に冷間時の始動直後は、エンジンがアイドリングで不安定になる為、ISCVを多目に開いてアイドリング回転数を上昇させています。
電子スロットなどは、スロットルバルブが状況に応じて吸気量を微調整しています。
ISCVが正常に作動しないと、エアコンのスイッチを入れた途端、エンジンが不安定となってエンストする場合もあります。逆の場合もあります。
ということで今回はこのISCVバルブの清掃をメインに話をします。
使用する道具
道具としてはプラスドライバーくらいです。(スロットルにISCVがプラスネジ2本で止めてあります)
その他でパーツクリーナー、スロットバルブクリーナー、ブラシなどです。
作業工程
- センサーのカプラーを外しエアクリーナーボックスの蓋を取り外す
- エアクリーナー本体を外し清掃しておく
- スロットルバルブに接続してるホースを外す
- ISCVバルブを取り外す(カプラーは外しておく)
- スロットルボディーを車上清掃
- ISCVバルブの清掃
あとは逆の手順で元に戻します。
スロットルボディー本体
上部にある小さい穴がISCVが付く場所です。
この状態でスロットルバルブを清掃しておきます。けっこう汚れてますのでスロットルバルブクリーナーとブラシで洗います。
取り外したISCVバルブです。先端の汚れがかなり蓄積してますね!
このように新品に近い状態に復活しました!(笑い)
まとめ
今回の「アイドリング不調はISCVの汚れが原因かも?!」はいかがでしたか?
今回のアイドリング不調はこの作業で復旧しました。アイドリング不調の場合は部品交換よりスロットルバルブとISCVバルブの清掃をして様子をみてはどうでしょう?
追加項目としてECUのリセットがあります。こちらは診断機がないとできませんのでお近くのディーラーで聞いてみて下さい。お値段は安価だと思います。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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