今回は走行中にオイルチェックランプが点灯し異音が出るので見てほしいと入庫しました。入庫時はエンジン音は少し大き目ですが異音は出てしませんせチェックランプも点灯していませんでした。外観から以上なとろこは発見できないのでエンジン内部を覗いて見ることにしました。
まずレベルゲージでオイルを点検してみると規定量内で汚れも一般敵なものでした。次にフィラーキャップを開けてみした。。嫌な予感が当たりました。
カーボン半端ない量が付着してるじゃないですか!?
これを見た瞬間、「触りたくない!」と心で叫びましたがとりあえず費用を抑えつつ延命する方向で進めていきたいと思います。
不具合の原因(エンジン異音)を思考する
今回の場合、オイルチェックランプが点灯し異音が発生したと聞いているのでセンサーかオイルラインの不具合を考えます。エンジン内部が比較的綺麗ならセンサーを最初に調べますが今回はエンジン内部の汚れがひどい事もありオイルラインの不具合と考えます。
ターボ車なら確実にタービンブローしてるレベルです。この様子だとエンジン全体にカーボン地獄なのが予想できます。とりあえずオイルパンを外しみる事にします。
オイルパン
オイルパンを外します。アンダーカバー外さずにオイルパン外せますが今回は、撮影の為にカバーは外します。オイルパンは10ミリのナット9本と10ミリナット2個で止められています。全て外し隙間にスックレッパー入れれば外れます。開けてみると地獄の光景が目に飛び込んできました。。
この地点で手を付けるのをためらいます。リスクもありますが見える範囲は清掃をしていく事にします。
清掃
今回の作業はほぼオイルパン内の清掃で時間をとられました。ひたすらカーボンやスラッジを取り除いていきます。蓄積量が半端じゃないです。ほぼ1日掃除しました。
ストレーナーは新品に交換します。
ストレーナー交換
今回の異音の原因はこの汚れによる原因は間違いありません。そこで詰まる箇所を発見します。今回は定番ではありますがこのストレーナーの目詰まりによりオイルが吸い上げにくい状態になり油圧がかからずタイミングチェーンの遊びができた影響で異音が発生したと推測しました。
新品はフィルター(網目)が見えます。これが詰まります。10ミリナット2個と10ミリボルト1本で固定されてます。ガスケットは新品に交換します。
組み付け
掃除後、ストレーナーを外し組み付けしていきます。
オイルパンに液体ガズケットを塗布し組み付け完成です。
組み付けたらオイルエレメントも忘れず新品に交換しておきます。オイルを規定量入れエンジンを動かしオイル漏れが無いかチェックして完成です。
まとめ
今回の「エンジン異音はオイル管理の悪さに理由がありました」はいかがでしたか?ここまで汚れると触るのもリスクがあります。今回の修理は一つの原因を改善しただけですので一時的なものだと考えて下さい。この汚れがエンジン全体に回ってますのでまた他で不具合出る可能性が高いです。少し延命処置にすぎないのです。こうならない為にも日頃のオイル管理を心がけて下さい。今回もご覧いただきありがとうございました。
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