今回は前回の続編になります。車輌を引き渡した翌日にパワーウインドウが動かなとの連絡。一日で故障。。
「スイッチならクレームで対応かな。でも一日で壊れる事はないだろう!」
などとつぶやきながら一応中古パーツの準備が完了したので入庫してもらいました。
点検するとスイッチは正常でした。ということで分解作業に入ります。
○準備する道具類
10ミリボックス
いじり止めヘックスローブ(T25)
各種リムーバー
○構成部品
レギュレーター(ガラスとモーターを接続して開閉する部品)
モーター
このような部品を交換する事があります。
○分解作業
○前回と重複する作業になりますが説明していきます。プラスドライバーで4箇所のビスを外します。
○ドアロックのノブを回して外します。
○スイッチのハーネスを外します。
○内張りをリムーバーを利用して外していきます。
ビニールシートを外すとこのような状態になります。
独立パネルにハーネスがクリップ止めされてるのをリムーバーで外す。
今回のポイントになりますが構造の説明ですがこの車輌は独立したパネルにレギュレーターが取り付けされたタイプです。その為、独立パネルを外しての作業となります。
ガラスの上がってる状態なら落ちない工夫をしてください。簡単な方法としてはガラスとドアをテープで止めるなど。ガラスが下がってる場合には不必要です。
青○がドアパネルと独立パネルを止めてるボルトになります。
赤○が独立パネルとレギュレーターを止めてるボルトになります。
青○のボルトを外したらパネルを少し上に浮かし外すことができます。
あまり力を加えるとレギュレーターとガラスの取り付け箇所が破損するので注意が必要です。
部品が取り外せたら部品の点検をします。
○レギュレーターの作動の良否
○モーターの良否
○その他レール
今回は点検の結果、モーターの不良と判断できましたので交換していきます。
レギュレーターとモーターは3本のT25ヘックスローブで止まってます。交換終わればレギュレーターを独立パネルに組み上げていきます。
パネルをドア内部に収め位置調整をします。これを上手くしないと収まりません。位置調整がおわればガラスと接続してパネルを止めていきます。
内張りを付ける前に動作確認を行います。OKなら内張りを元に戻せば完了です。
○今回の☆彡
作業難易度☆☆(経験値により異なる)
コストパフォーマンス☆☆(リサイクルパーツ)
今回の作業はパワーウインドウの修理でした。個人で作業を検討されてる方にアドバイスですが一度分解するとガラスが開放状態になり普段の生活にも支障が出る可能性があります。自信の無い方はプロに任せるのが無難です。構造を理解したうえで作業されることが大事です。
ご覧頂きありがとうございました。
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