今回は番外篇になりますが4サイクルホンダエンジンを紹介したいと思います。エンジンはエンジンでも車でもなければバイクでもない。その正体とは?!
草刈機UMK425Hです。車屋はやっぱりエンジンのメーカーにこだわりがあるのです。そんなホンダエンジンの草刈機の初期セットアップ手順を紹介します。
草刈機の種類
動力
- 2ストロークエンジン(主流)
- 4ストロークエンジン
- 電池式(ニカド、リチュウム)
構造
- 背負式
- 両手ハンドル式
- 片手ハンドル式
刀(katana)
- ナイロンカッター
- 4枚刃・8枚刃
- チップソー
- 丸のこ刃
このような組み合わせがあります。今回の紹介する草刈機の組み合わせは以下の通りです。
UMK425H
- 4ストロークエンジン
- 両手ハンドル式
- ナイロンカッター
それではセットアップを紹介していきます。
組み付け(セットアップ)
HONDAのロゴがそそられます!
同梱品全品
飛散防護カバーの取り付け
飛散防護カバーの取り付けをします。シャフトの上下に金具を取り付け防護カバーに10ミリボルトで均等に締めつけます。
締付トルク
6~8Nm
ナイロンコードカッター取り付け
- 付属されてるナイロンコードカッターのカバーとスプールを2箇所の爪を押し込み外す
- スプリングを取り外す
- シャフト先端のボルトを付属の六角レンチを回り止め用の穴に差し込み緩める
- ケースを取り付けボルトを締め付ける
- カバー及びスプール及びスプリングをケースに取り付ける(爪の位置に注意)
※ボルトは左ネジ
U字ハンドルの組み付け
○ハンドル本体の組み付け
- ホルダーのボルトを緩めハンドル左右をホルダー中央まで差し込み任意の角度で本締め(スロットルは右側)
締付けトルク 4.4~6Nm
○ケーブル、配線の接続
チョークレバーを上げた状態で爪を押し込みエアクリーナーカバーを外す
スロットルワイヤーの取り付け(少し角度つけると入れやすい)
※ワイヤー先端が円(ワイヤーホルダー)の中心部にあるとこと
ケーブル調整ナットを固定ナットで本機に仮付けする。
スイッチのギボシを接続し、図の位置にアースを確実に付属の六角ネジで締め付ける
○スロットルケーブル固定
ケーブルの固定を2箇所します。ハンドルから60mmの位置
エンジン側シャフト付け根より20mm
○スロットルの調整
- ワイヤーの先端の遊びを確認しながら、調整ナットを回し遊びを規定量にする
※遊び 0.5~2,5mm
- 固定ナットをスパナで確実に締付け
※締め過ぎ注意(本体が樹脂の為、割れる可能性アリ)
- エアクリーナーカバーの取付け
- 調整後、スロットルトリガーが引っかかりなくスムーズに作動するか確認
エンジンオイル注入
注意の札が付けてあるので心配はないと思いますが必ずエンジンオイルを入れて下さい。
スターターの右に注入口及びゲージがあります。
今回は車屋あるあるでプロステージを注入しました。
水平な場所で口元まで注ぎます。
※規定量 0.08L
まとめ
「ホンダエンジンOHC入庫」を紹介しました。今回、初めて4ストロークの草刈機ということで使用してみた感想ですがエンジンは2ストロークに比べると静かです。
パワーは2ストの方があるようです。ナイロンカッターに関してはこの純正ナイロンカッターは今まで使用した物では一番切れると思います。
草刈機で4ストロークを検討されてる方の参考になれば幸いです。今回もご覧いただきありがとうございました。