オルタネーターNO1

中古オルタネーター(ダイナモ)潜むリスクとは?

今回は外出先で発電が出来ずにヘルプの連絡を頂いたお客様のエブリーの修理過程を紹介します。電話をいただき内容を聴き積載車で引き上げに行きました。お客様車輌エブリーダイナモの交換をしたのですがコストの関係で中古ダイナモに交換しました。しかし。。。

オルタネーターとは

簡単に説明すると発電機です。故障すると最悪走行不能になるので大変危険です。

オルタネーターとダイナモの違いとは?

ダイナモとは直流発電器です。 実はダイナモという言葉は発電器全般を指すので、正確にはダイナモという種類の中のオルタネーターというのが正解です。 ややこしいので、車に関しては、交流発電器をオルタネーター・直流発電器をダイナモと言う。

簡単なオルタネーター良否判断方法

オルタネーターの電流を計るのが正しい方法ですがテスターが無くても簡単な方法で調べる方法はります。この方法は最後の手段とお考え下さい。エンジンを始動させた状態でバッテリーのマイナス端子を外します。この時にエンジンがストールしたら不良と判断します。あくまで参考程度にお考え下さい。

 

作業工程

今回はダイナモ交換です。車種により簡単な車種から難しい車種さまざまです。今回の車輌はやや手間な車輌です。エンジンルームから覗くとオルタネーターの場所がいまいちわかりずらいです。カバーなどある為。

  • バッテリー端子を取り外す
  • 邪魔になるハーネスやベルトを取り外す
  • テンショナーも取り外す
  • ダイナモを外す

オルタネーターNO1オルタネーターNO2

取り外しが完了したら後は逆の手順で組み上げていきます。ベルトの張り調整、ハーネスを戻して作業完了!動作テストをします。電装関連を全てONでチェックします。何故か様子がおかしい。。 ナビが消えチェンクランプ点灯。。エンスト。ダイナモ交換したのに。。念の為オルタネーターのB端子から発電のチェックら全く発電してません。お客様に連絡して再度リビルド品に交換しました。

リビルド品

リビルトとは「再生」「再構築」などを意味します。 リビルト品は、使用済み部品を分解・洗浄し、磨耗・劣化したパーツ(部位)を新品と交換して、劣化していない部品は再利用して組み立てた部品です。 交換した部分以外にも厳しい検査基準が設けられており、品質チェックも行われているため、新品と同等の性能になっています。

リビルド会社にもよりますが組み上げ後の動作チェックでデータも送付してあるので安心ですね!

リビルドデータ

出力電流も大事ですがリップ波形もダイナモは大切な要素です。この並みが狂ってるとちゃんと発電してくれません。

と言う事でダイナモ2回交換し無事納車いたしました。

まとめ

今回の「中古ダイナモ(オルタネーター)潜むリスクとは?」はいかがでしたか?お客様の安く上げたいと思う気持ちはよく解るのですがパーツ取替後の今回のような案件は多くはないですが可能性はある事なのです。取替後は大丈夫でも1ヶ月も持たないパーツなど。中古品にはそういうリスクを考慮した上で取り付けるのが前提になります。部品代が安くてもすぐ壊れては意味がないですよね!?結局割高な修理代になる事もあるのです。そういった意味でもリビルド品をオススメしております。今回もご覧頂きありがとうございました。

備考

当社は格安レッカーもしております。

30分圏内20Kmまで

¥5,000(税別)+燃料代

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